タムさんのTweetから発見。画像もここから転載。
FDM式の3Dプリンタでは作れない形状があります。
積層式という特徴上、下に造形物が無い状態で上に物を作ることが出来ません。 45度までの緩いオーバーハングであれば何とか作ることが出来ますが、それを超えるものを作る際はサポートと呼ばれる構造が必要です。
サポートは作るのに時間がかかるし、フィラメントも余計に消費します。また、サポートを外すという作業も必要となるので、利用を避けることもあります。
このTweetでは、謎の仕組みにより90度のオーバーハングをサポートなしで造形をしています。 おそらく、横のフィラメントとの吸着力により下に構造が無くとも90度のオーバーハングが実現できているのだと思いますが、フィラメントの温度制御などがシビアそうです。
……そうです。サポートが…無いんです!!
— タム (@tamutamu3D) April 15, 2022
FDMで、サポート材をつけないで、この形状が、そのまま印刷されてるんですよ!!!
これは造形の幅が広がる!!#3Dプリンター pic.twitter.com/LsZMc6btEb
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