マイコンボード設計のノウハウ紹介
Published: 2019-05-05

Designing a Microcontroller Development Board という良い記事があったので紹介します。

この記事では一般的なマイコンボード設計の手順を説明しています。

  • コンポーネントのパッケージについて考える
    • 記事ではESP8266やATmega328Pを紹介している。
    • 最近だとESP32とかSTM32、PIC32も気になるところ
  • マイクロプロセッサを選ぶ
  • USB to Serialコンバータを選ぶ
    • 記事ではFT230Xを紹介している。(安い代替品としてCP2102やCH340Gも紹介している)
  • レギュレータを選ぶ
    • 記事ではAMS1117を紹介している
    • 個人的にはAMS1117はドロップが、やや大きいのが気になる
  • USBと他の電源との回路を考える
    • 記事では単にダイオードを入れているだけだが、他のパターンも知りたい
  • 必要に応じてペリフェラル拡張チップを選ぶ
    • ADCやDACなど。記事では12bitのADCであるMCP3208や、GPIOを拡張できるMCP23S17を紹介している。
    • 個人的には74HC595などのシフトレジスタで十分の時もある。
  • 回路設計
  • 基板設計
    • グランドループはノイズを生むので避ける。
    • アナログ回路と高周波のデジタル配線は近づけないようにする。
  • デジタル信号の周波数とレイヤーの厚さについて検討する(この辺は僕もよくわかってない・・)
  • viaについての説明。viaはコストがかかるよと
  • PCBAについて(assembly)
    • 記事ではALLPCBやPCB Shopperを勧めている。

実際にこの記事の作者が作った「Cloudiono Stratus」の例も紹介している。

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