この記事はBanggoodの提供でお届けします。
以前紹介したようにこのブログはBanggoodと提携させていただいており、今回紹介するM5PaperはBanggoodからいただいたものとなります。 (M5Paperのレビューがしたい!と言ったのは自分なので、Banggoodが無理やりM5Paperを押しているわけではなく、inajobの一押しアイテム!、という感じです。)
・・・ といういつもの前置きはそこそこに、M5Paperについて紹介していきます。
そして、今回もこのブログのために2021/02/28まで利用できるクーポンを頂くことが出来たので、そちらも紹介します。
M5Paperの特徴・仕様
M5Paperは電子ペーパーを搭載したスマートフォン風ガジェットです。(もうみなさんご存知とは思いますが、AndroidやiOSが動くようなものではありません)
開発元はこの界隈では有名なM5Stack社です。
M5Stack社と言えば、代名詞的なプロダクトとしてM5Stack(会社名と同じガジェットです。)がありますが、M5Stackは液晶画面を搭載した開発ボードで、一方このM5Paperは電子ペーパーを搭載したガジェットです。
様々な点でM5Stackとは仕様が違いますが、そのコンセプトのようなものは共通して、「開発者向けのガジェット」です。
よく「パソコンはソフトが無ければただの箱」などと言いますが、まさにM5StackやM5Paperはその「箱」だけを売っているような製品です。
いやいや、じゃあ「箱」だけじゃ使えないじゃん!と思われるでしょう? だからこれは「開発者向けのガジェット」なのです。ソフトは買ったあなたが作るのです。
しかし、M5Stack社の偉いところは、簡単に開発できるようなお膳立てを整えておいてくれているところです。電子工作ユーザーが良くなれている「Arduino」を使ってこれらのガジェット向けのプログラムを簡単に作ることが出来ます。
と、ここまで長々と「特徴」について述べてきましたが、仕様の方も見ていきましょう。
- ESP32(240MHzデュアルコア, 16MB FLash, 8MB PSRAM)
- WiFi, Bluetoothもサポート
- 技適取得済み
- M5StackでもおなじみのパワフルなCPUです
- 4.7インチ16階調液晶 960*540
- ちょうど手のひらサイズです
- タッチパネル TPS65185
- 指で操作できます
- 温度・湿度センサー SHT30
- リアルタイムクロック BM8563
- 電源が切れていても時間を正確に刻めます。
- 静電容量タッチセンサー GT911
- マルチポイントタッチ対応
- micro SDカードスロット
- USB Type-C充電端子
- I2Cポート*3
- 多機能ボタン(上下と中央の3スイッチ)
- 握った親指で操作しやすいボタンです
- リセットボタン
- EEPROM FM24C02
- 電源が切れてもデータを記憶できます。
- 磁石内蔵
- 金属に貼り付けることが出来ます。
- USBシリアル CP2104
- パソコンからUSB経由でプログラムを書き換えられます。
- リチウムイオンバッテリー 1150mAh
- 電源をつながなくてもそこそこ稼働します。
- 電源を切っても画面は残るので、表示し続けるだけなら電気を消費しません。
お腹いっぱいの仕様ですね。
これだけパワフルに周辺モジュールがついているので、電子ペーパーを使った大抵のガジェットの技術検証に使えそうです。
外観
開発キットにはあるまじき(大体は基板むき出しなので・・)、スタイリッシュな外観です。
普通に携帯ショップに並んでいても違和感がないように思います。 厚さも普通のスマートフォン程度です。
裏面にはワクワクする周辺モジュールの接続図が貼られています。
安心の技適マークも印刷されています。
デモプログラムが、これまたよくできていて、この見た目です。
普通にAndroidとかを彷彿とさせる画面ですが、これがデモです。
アプリを書くとここにアイコンが増えて・・という想像をするかもしれませんが、このホーム画面のようなもの自体がデモなので、自分で作るときは、この画面そのものの部分から作る事になります。
もちろんこのデモアプリ自体もソースコードが公開されているので、これを基に自分の欲しい機能を作る事もできます。
自分でプログラムを作ってみる
公式サイトのチュートリアルを参考にして簡単にプログラムを作ってみました。
こんな感じ・・
#include <M5EPD.h>
M5EPD_Canvas canvas(&M5.EPD);
void setup()
{
M5.begin();
M5.EPD.SetRotation(90);
M5.EPD.Clear(true);
M5.RTC.begin();
canvas.createCanvas(540, 960);
canvas.setTextSize(3);
canvas.drawString("inajob's iroiro Review!", 45, 350);
canvas.pushCanvas(0,0,UPDATE_MODE_DU4);
}
void loop()
{
}
これをArduinoIDEからM5Paperに転送すると・・
動きました!!
こんな使い方が面白そう
このM5Paperですが、電子ペーパーを用いたガジェットのプロトタイピングに最適です。
画面の書き換えは遅いので、あまり画面を切り替えない用途で、かつずっと表示をしておきたいものというのが向いてそうです。
例えば
- 今日が何のごみ出しの日かを表示する
- 今日の予定をカレンダーアプリから取得し表示する
- 買い物リストを表示し、買ったら消す
- お気に入りの漫画のコマを一定時間ごとに切り替えながら表示する
などなど、可能性は無限大です。
クーポンコード!
さて、ここまで紹介してきた M5Paperですが、Banggoodでは $99.68で販売しています。しかし、正直なところM5Paperは日本でもちらほら扱うお店が増えてきており、この価格ではちょっと紹介しづらいな・・と思っていました。 しかし!! さすがBanggood! このブログのために**$65.99**へ値下げできるクーポンコードを用意してくれました。
コード: BGJP2m14
M5Paperをカートに入れ、チェックアウト後にこのクーポンコードを入力することで割引を受けることが出来ます。
有効期限は2021/02/28なので、買いたい方はお早めにどうぞ!(加えて、在庫に限りがあると思うのでお早目に!)
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