SOICbite Programming/Debug Connector Footprintから発見。画像もここから転載。
基板を作るとき書き込み用ピンヘッダをつけることはよくありますが、普段は利用しないのでソケットやピンをつけないのが一般的です。しかし、いざ使う場面でソケットや、ピンをつける、というのも煩わしいです。
そんな時ポゴピンなどで押し当てて接続したり、無理やりジャンパをひっかけて接続したりすることもありますが、「SOICbite」はこの問題に対してとてもスマートな解決策となりそうです。
SOICbyteでは通常SOIC-8の形のICに書き込むための「クリップ」を利用します。 このクリップは、本来ICを挟んで使用するものですが、ここでは基板を挟んで使います。
頭が良いのは、基板側にある「穴」です。洗濯ばさみ上のクリップには、この「穴」に対応した凸形状がついており、クリップ時に端子がちょうどよい位置に引っかかるようになっています。
こうすることで追加の部品は必要なく簡単にアクセス可能なデバッグ用端子を用意することができるというわけです。
本来の用途と違う使い道で、課題を解決する、まさにHackなアイデアだと感じました。
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