A Neat Trick To 3D Print With Fewer Warping Issuesから発見。画像もここから転載。
積層式の3Dプリンタの造形時の良くある問題の一つに「反り」があります。 この「反り」は造形時の熱したフィラメントが、常温に下がるときに若干収縮することによって起きるもので、ある程度は避けられません。
特にABSを使った場合にベッドに近い部分がこの「反り」によって曲がってしまうことがあるのですが、この記事ではそれを防ぐ方法を紹介しています。
ベッドの上に薄いPLA層を作り、その上にABSで目的のものを印刷することで反りを防ぐこというアイデアです。 一番反りやすいベッド付近をPLAで造形することで、底面が反ってしまうことを防ぐということのようです。
ABSとPLAは違う素材ですが、重ねてプリントするとかなりしっかりと接着するようです。
またこの動画では、ベッドに吸着しすぎて剥がす際にベッドを破損してしまうTPUなどの素材を印刷する際も、薄いPLA層を先に印刷することで、問題を解消できることなどを紹介しています。
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