3Dプリンタ向けに斜めにスライスすることでオーバーハングの造形を可能にするテクニック

Move Aside Planar, I’m Slicing My Cone Wayから発見。画像もここから転載。

FDM式3Dプリンタでは、造形物をスライスすることで、造形パスを生成します。

通常このスライスは水平方向に行われ、1段ずつ層を重ねるように造形します。

しかしこの方法では45度を超えるオーバーハングを造形しようとすると中空にフィラメントを固定することが出来ずに、垂れ下がってしまいうまく造形できない問題があります。

この記事で紹介するのはこのスライスを水平ではなく斜めに行う手法です。

これにより従来よりも急な角度のオーバーハングの造形が可能となるようです。

ノズル周りの障害物の状況によりますが、この手法は既存の3Dプリンタでもそのまま使うことが出来るため、家に3Dプリンタがある方はすぐにでも試すことが出来そうです。

ソフトウェアだけでこの問題を解決できるというのはなかなか面白いです。

← 前の記事 - MMUのないRISC-VエミュレータでDOOMを動かすデモ
次の記事 - 自作のLofiサンプラー →

関連記事

ドローンを使った3Dプリント
レーザープリンタでフィルムに印刷した鏡像を3Dプリント時の熱で造形物に転写するHACK
お古のシンクライアントマシンを使って3Dプリンタの制御ソフトを動かす
スライサーを使わず自前でg-codeを作る
結束バンドをキーキャップの材料にする
このエントリーをはてなブックマークに追加