Ardu Keyboardから発見。画像もここから転載。
Arduinoを使ってUSBキーボードを作るという事例は星の数ほどありますが、それらはATmega32u4にUSB HIDのファームウェアを焼きこんで作られているものがほとんどです。 この方法も、今やかなり簡単に実現することが出来ますが、ファームウェアの部分が複雑ですし、安価なマイコンでは利用できません。
そこでこの記事では、ATmega328Pを利用してシリアル接続のキーパッドを作成しています。 しかし、シリアル接続のキーパッドは、シリアルコンソールで入力を確認できますが、USB HID接続のようにパソコンに接続したキーボードのように利用することはできません。
Ardu Keyboardが工夫しているのはこれからです。PyAutoGUIというPythonのライブラリを使ったプログラムをPC上で動作させ、シリアル接続で得たキー入力の情報をOSにキーストロークとして送信します。
この方式を使えば、パソコン側に専用ソフトを入れる必要があるものの、シリアル接続さえできればどんなに低スペックなマイコンでもパソコン用の入力装置を作ることが出来ます。
← 前の記事 - ArduinoNanoと簡単な部品で作ったテトリスの動くテレビゲーム機
次の記事 - 9ドルで作る携帯テトリスゲーム機 →
関連記事
ArduinoNanoと簡単な部品で作ったテトリスの動くテレビゲーム機
良いArduinoライブラリを書くためのTips集
既製品のハイブリッドスマートウォッチをArduino化するためのボード
3Dプリンタで作った3Dスキャナ
Arduinoでつくる回転数測定器と3Dプリンタ製のケース