Fast 3D printed boxesから発見。画像もここから転載。
3Dプリンタで高速に造形するテクニックの一つである「スパイラルモード」を活用する例です。
この記事では、親指くらいのサイズのケースを「スパイラルモード」を使って造形する際のTipsを紹介しています。
スパイラルモードでは、一筆書きにフィラメントを出し続けて造形を行うため、様々な制限が発生します。
その制限の1つは壁の厚さです。この記事ではノズルの径である0.4mmに対して0.8mmの厚さの壁が作れたと記載されています。(プリンタの特性に寄りそうですが・・)
また、スパイラルモードでは、ケースの側面に穴をあけることもできませんが、この記事では、穴の部分を少し内側に窪ませて造形し、造形後にカッターでその窪みを削る取ることで、側面の穴を実現しています。
この手法により2時間近くかかっていた造形時間がたったの18分に短縮できたそうです。
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